全トライアスリートの憧れ「KONA」とは?世界最大級のトライアスロン大会の魅力や出場条件を解説!

トライアスロン全般

どうも、ぴるです!
トライアスロンを始めたばかりのみなさんは、こんなことを考えたことはありませんか?

初心者トライアスリート
初心者トライアスリート

トライアスロンって、何を目指してやればいいのかな?
完走だけならできる気がするし、それが達成感?になるの?

僕もかつてそんなことを考えたことがあります。
日本代表になる!」と決意するまでにトライアスロンの様々な目標を調べたので、紹介します。
今回は目標設定に悩んでいる方が、具体的な目標設定ができるような内容となっております。

今回の記事で得られる情報:トライアスロン初心者の目標設定案

目標①:ロングディスタンス完走

条件:特になし

完走する根気強さがあればOK。
※佐渡国際トライアスロン大会は「過去3年以内にミドルディスタンス以上の完走経験あり」が出場条件になるため、最低限出場条件を満たす必要があります。

難易度:★☆☆☆☆

希望すればだれでも出場可能ですが、重要なのが「運要素」。ロングディスタンスはやはりトライアスリートの憧れということもあり、応募数に対して当選倍率が非常に高くなります。また、ロングディスタンスはいうまでもなく過酷な競技(スイム4km、バイク190km、ラン42.2km)なので、トレーニングをサボってしまうと完走すらできない可能性もあります。ありますが、他の選手と比較されることなく実力のみで完走は可能なので、難易度は低く設定しました。

目標②:エイジグループ日本代表(ショート)

エイジ日本代表になるとできることは、エイジグループアジア大会、世界大会への出場権獲得
あと、なんといっても「日本代表選手」という肩書き!笑

条件:JTU公認大会で年代別3位入賞

年間28試合ほど行うJTU公式トライアスロン(オリンピックディスタンス)において5歳刻みの年代別順位にて3位入賞すること

難易度:★★★☆☆

毎年最大2,184人が代表権を取得できる (JTU登録者は約3万人のため、約7%が権利獲得可能)

JTU公式大会:28試合 (2019年度)
年代カテゴリー:13区分
      (25歳以下、25-29歳、30-34歳…70-74歳、75-79歳、80歳以上)
出場権利:上位3位入賞者

→ 28試合 × 13区分 × 3位 × 2(男女) = 2,184人

ただし、ロングディスタンスとは異なり、有力選手が必ずと行っていいほどどの大会にも出場してくるので、上位を目指すためには、上位入賞する”実力”と、ライバルと同じ大会でぶつからない”運”が必要になります。

目標③:エイジグループ日本代表(ロング)

日本代表になるとできることは、オリンピックディスタンス同様。
エイジグループアジア大会、世界大会への出場権獲得
あと、なんといっても「日本代表選手」という肩書き!笑

条件:JTU公認大会で上位入賞

1)2019JTUロングディスタンス・エイジランキング各年代別男女各1-30位 
2)2019五島長崎国際トライアスロン大会 
 Aタイプ年代別1-12位 Bタイプ年代別1-6位
3)2019佐度国際トライアスロン大会 
 Aタイプ年代別1-6位  Bタイプ年代別1-3位
4)2018・2019JTUロングディスタンス・エイジランキング対象大会、出場実績がある者 

※上記を満たす者の上位30名 (詳細情報どこにも掲載ありませんが独自ルートで仕入れた情報です。)

難易度:★★★☆☆

オリンピックディスタンスとは異なり、出場実績さえあればだれにでも権利獲得のチャンスありです。ただし、ロングディスタンスは人気が高く、そもそも試合に出場できるかどうかも抽選で決定します。そのため、出場できて(運要素)、完走できれば、ほぼ権利確定となります。逆に、有力な選手でも抽選に漏れる可能性があります(運営側がさすがに考慮すると思いますが)。

目標④:エリート(プロ)資格

エリートになるとできること

1)JOCオリンピック強化指定選手への選考資格
2)大会主催者招待枠の優先出場資格
3)強化合宿(国内・海外)への参加資格(別規定)
4)強化全般の各種支援

条件:JTU公式大会にて『総合』入賞

他にもあるが、主に下記が条件となる。
 公式大会 3位以内(10%)
 JTU記録会 5.5級以上 → 2021年度より適用外となったため、現在では公式大会上位入賞が唯一の条件。

難易度:★★★★☆

これまでの条件と比較するとぐっと難易度があがります。
運要素はほとんど働かず、実力が絶対に必要ということになります。
JTU記録会で5.5級以上を取得するには下記の記録を達成する必要があります。

◆JTU記録会5.5級の条件
 スイム400m(プール):4分21秒 (1分5秒/100m)
 ラン5000m(トラック):15分47秒 (3分9秒/km)
 [スイム×2+ラン]の合計タイム:24分29秒

エリート強化指定C選手は現時点で29名(2020年10月1現在)なので、JTU登録者全体からするとわずか0.1%という狭き門になります。

目標⑤:アイアンマンシリーズ出場

アイアンマンシリーズとは

「IRONMAN」主催のトライアスロンロングディスタンスの大会。世界各地で年間約40試合行われる。現在、日本では開催されていないため、海外遠征前提となる。

条件:特になし

大会によって異なるが、特になし。海外試合にエントリーして完走する根気強さがあればOK。

難易度:★☆☆☆☆

完走することは難しくはないが、「海外遠征前提」、「エントリーや案内が全て英語」ということから、金銭的や言葉の壁につまづく可能性はあり。

目標⑥:アイアンマンKONA出場

アイアンマンKONAとは

「IRONMAN」オリジナル(元祖)レースであり、現在はアイアンマン世界選手権となっている。

条件:アイアンマンシリーズにて上位入賞

毎年約40大会あるIRONMAN(または一部の70.3大会)で、年代別上位入賞し、KONAスロット(=出場権)を獲得する。

KONAスロットとは
ロット数は、大会のグレード(重要度)などに応じて配分されており、地区選手権(北米、欧州、アジア太平洋、アフリカ)が80、一般的なシリーズ戦が30~40。一部の70.3(※2018年は中国開催など5大会)にはKONAスロットが用意されています。

難易度:★★★☆☆

具体的な数字は不明ですが、大会での上位入賞という条件はJTUの日本代表とさほど変わらないので、難易度に関しては同等と考えられます。ただし、海外遠征を前提としており、情報収集も英語であるため、海外情報に精通しているor精通した情報源を利用できる必要があります。なお、出場試合の選定方法については下記の記事が参考になりそうです。

目標⑦:アイアンマンプロ資格

獲得条件:アイアンマンにて好成績を収める

1) 2018 -2019 アイアンマンKONA Qualifying:75位以内
2) 2018 -2019年アイアンマン世界選手権エイジ部門:男女1位
3) 2018-2019年アイアンマン大会:男女各3位以内
4) JTUエリート強化O、A指定選手
5) 2018-2019アイアンマン 70.3 世界選手権 プロ部門 :出場実績のある選手
6) 2019-2020 アイアンマン大会」:プロ部門出場資格取得選手

維持条件:認定記録での標準記録突破

出場希望大会エントリー期日までにJTU認定記録会で次のいずれかの記録をクリアすること
・スイム400m(男子4:45、女子5:13)
・ラン5000m(男子17:15、女子19:38)
・スイム×2 倍+ランの合計(男子25:06、女子28:14)

難易度:★★★★★

獲得条件もさることながら、維持条件もなかなか厳しい。維持条件にある制限タイムはODのエリート資格と変わらないため、同等の難易度かと思われる。しかし、権利獲得のためにアイアンマンでの上位入賞が必要となる。

まとめ:トライアスロンの目標はたくさん、上を見るとキリがない

いかがだったでしょうか?はじめは「アイアンマン完走!」などの目標設定でもいいですが、
レベルが上がってくるとその目標も見失いがちです。一つ目標を達成したら次の目標、また次の目標と目指すべき方向を変えていけるのもトライアスロンの魅力のひとつなのかもしれません。

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