こんにちは。ぴるです。今回は、トライアスロン初心者からよく聞かれる質問をまとめたいと思います。トライアスロン初心者の方って、こんな悩みをお持ちではありませんか?
- そもそもまわりにトライアスロンやっている人がいない
- トライアスロンショップが近くにない
→ つまり、誰にトライアスロンのことを聞いたらいいかわからない
僕がトライアスロンを始めたころもそうでした。思い返してみれば、ルールも知らずに当日バタバタしていたことを思い出します。何も知らなかった僕は様々な失敗を経験しました。そんな経験が、これからトライアスロンをはじめる皆さんのお役に立てればいいかなと思います!
トライアスロン初心者あるある①:僕(私)でも挑戦できますか?
トライアスロンに挑戦するためには、大まかに言って下記の条件が揃えば大丈夫です!
- 体力・・・プールで400m泳ぐ泳力、ランで1kmを6分で走る能力
- 情報・・・最低限のルール(このブログにて紹介していきます!)
- 費用・・・約20万円
- 時間・・・週3日2時間程度の練習時間
スイムが心配なんですが・・・
スイムが不安な方は多いですよね。ただ、400m泳ぐ力があれば大丈夫です。なぜなら、
- ウェットスーツを使える! → 体が浮くため、長い距離楽に泳ぐことができます!
- ブイやコースロープにつかまって休めます
- 周りの選手がいるので、泳ぐ方向はわかります!
そんなこんなで、案外泳げてしまうものなので、過度な心配は無用ですよ。
ランが心配なんですが・・・
ランはOD(オリンピックディスタンス)であれば10kmです。しかもスイム1.5km、バイク40km終了後になります。かなり脚はしんどいですが、歩いてもいいですし、最悪立ち止まってしまっても大丈夫です。それに、大会になればエイドステーションが用意されているため水分補給もしっかり行うことができます。つらいポイントはどの選手も同じなので、そこまで気にすることもありません。
トライアスロン初心者あるある②:初めての大会は何に出ればいいの?
JTU公式のOD(オリンピックディスタンス)トライアスロンは年間約28回開催されます。トライアスロンをこれから始められる方にとっては、多すぎてどの大会を選べばいいかよくわからないと感じられるかもしれません。そんな場合、下記の条件で出場試合をきめていただければいいかと思います。
- 日帰りで出場可能な近場の大会
- JTUカテゴリー「A大会」
細かな理由は別の記事にて紹介しておりますので、参考にしてください。
大会の調べ方
はじめて出場する大会はJTU公式サイトにて調べることができます。また、登録方法なども、上記ページにて紹介しております。

トライアスロン初心者あるある③:どんな道具が必要なの?
トライアスロンは3種目で行われるマルチスポーツのため、多くの機材が必要になります。しかも専用の機材を使用するため、それぞれの競技をやっていても持っていない方もいるのではないかと思います。必要機材一覧は別の記事に書かせていただきましたが、特に特徴的なところでいうと
- トライスーツ・・・バイク、ランの時に必要
- ゼッケンベルト・・・バイク、ランのときにゼッケンを前後入れ替えるために必要
- GPSウォッチ・・・全種目でのタイム、ペース確認に必要
- ワセリン・・・ウェットスーツやランシューズのスレ防止に必要
といったところです。それぞれの特徴や目的などをまとめた記事があるので、そちらを参照ください。
ウェットスーツの選び方
ウェットスーツはメーカーや種類が豊富ですが、初心者の方はどの種類のものを購入すればいいかわからないかと思います。大きく分けて、下記の項目を重視するといいかと思います。
- トライアスロン専用メーカー・・・安心の実績、性能
- フルスーツ・・・浮力が大きく、初心者でも楽に泳げる
- 既製品・・・いきなりオーダーメイドは高価で手が出ない方向け
なお、ウェットスーツの選び方やおすすめ機材なども別の記事に書かせていただいておりますので、気になる方はそちらをご参照ください、
バイクの選び方・購入方法
トライアスロンの中で最も費用が必要なのがバイクです。しかも、バイク機材ってなにをえらんでいいのやら、どこで購入したらいいのやら、初心者の方にとっては本当に悩ましいことかと思います。その場合、下記のことを重視することをおすすめしております。
- エアロロード・・・トライアスロンでも普段のトレーニングでも併用できる
- 有名メーカー(ツール・ド・フランスに提供するような)・・・見栄え、性能ともに満足できる
- パーツのグレードは105以上・・・上位部品へのアップグレードも可能
バイクの選び方や特徴も別の記事にまとめてありますので、そちらをご参照ください。
ランニングシューズの選び方
トライアスロンは通常のマラソンとは違い、着脱のスピードを意識する必要があったり、素足で履くことをいしきしなければいけません。そのため、
- マジックテープまたはゴム紐のもの・・・着脱をしやすくしてトランジッションを短縮するため
- 速乾性のあるもの・・・濡れた足で試合を行うため
を選ぶといいかと思います。
トライアスロン初心者あるある④:どんなトレーニングが必要なの?
初心者の場合、まずは弱点だと思うところを重点的にトレーニングするといいかと思います。スイムが苦手な場合はまず400m泳げるようになること。ランが苦手だと感じられる方は1kmを6分以内で走れるようになることを意識しましょう。
スイムトレーニング
スイムの場合は、ただなんとなく泳いでいても水に対する対応力は鍛えられるのでいいかもしれませんが、より効率的にトレーニングを行う方法として、下記のメニューをおすすめします。
- スカーリング・・・フォーム矯正。キャッチをスムーズにする
- フィンガーチップ・・・フォーム矯正。リカバリーをスムーズにする
- サイドキック・・・フォーム矯正。キックを効率良く行う
- ディセンディング・・・スピードメニュー。段々速く泳ぐ
- ブロークン・・・レースペースで距離を区切って泳ぐ
細かな練習の目的やおすすめの組み込み方などは別のページにまとめてあるので、そちらをご参照ください。
バイクトレーニング
ロードバイクをやられている方にも共通の内容かと思いますが、おすすめのトレーニング方法は下記のとおりです。
- LSD・・・ゆっくり長く走る練習。心肺機能の向上に必要
- メディオ・・・少し負荷をかけた練習。AT値向上のために必要
- ソリア・・・メディオよりも少し負荷をかけた練習。AT値向上のために必要
- タバタ・・・最大負荷をかける練習。LT値向上のために必要
- プランク・・・体幹トレーニング。正しいフォーム形成のために必要
AT、LTなどトライアスロン初心者の方には馴染みのない単語については別のページに細かな説明があるので、よかったら見てください。
ラントレーニング
おすすめのトレーニング方法は以下のとおりです。
- LSD・・・ゆっくり長く走る練習。心肺機能の向上に必要
- インターバル・・・スピード練習
- ペース・・・スピードを長い距離維持する練習
- ビルドアップ・・・ペース練習を高負荷にした練習
おおまかなポイントはバイクトレーニングにも共通していますね。詳細説明は別のページにあるので、そちらをご参照ください。
トライアスロン初心者あるある⑤:エントリーの方法が分かりません!
エントリーは案外かんたんで、
- (事前に)JTU会員登録
- 大会サイトにアクセス
- エントリーフォームから必要情報を入力
- 入金
という流れになります。詳細な画面説明などは別の記事に上げてあるので参照ください。
トライアスロン初心者あるある⑥:大会当日のあれこれ
スイムでおぼれかけたら・・・?
スイム中には常に近くにスタッフがいるので、大きく手を降ってアピールしてください。すぐに救出に来てくれるはずです。
バイクでパンクしたら・・・?
試合中のバイクのパンクは選手対応になります。あまりやりたくはありませんが、心配な場合はチューブ、タイヤレバー、ボンベを携帯してレースに挑みましょう
バイクパートでのマナーは?
基本的には左側通行です。先行している選手を追い抜く際は「右から行きます!」など、声掛けをすると親切です。また、コーナー前のブレーキなど、近くに選手が走っている場合などは手信号で後続車に合図するといいかと思います。
ランでは靴下は履くの?
初心者は靴ずれの恐れがあるので履くことをおすすめします。上級者になるとトランジッションの短縮を意識して履かないこともあります。そんな場合は、かかとやくるぶしなど擦れやすい場所にワセリンを塗っておくと安心です。
ランパートでのマナーは?
ランもバイク同様左側通行が基本になります。コーナー前に追い抜きなどする場合は声掛けしたほうがいいかと思います。
家族や恋人と一緒にゴールしてもいいの?
大会によっては「同伴フィニッシュ」が許可されている場合があります。日頃の感謝と感動の共有のため、一緒にゴールできるといいですね。事前に伝えておいてフィニッシュ付近に待機してもらっておくといいでしょう。
トランジションエリアにはいつでも入れるの?
競技中はトランジションエリアへの侵入はできません。大会が進行するとトランジションエリアに侵入できるようになりますが、多くの選手がフィニッシュしてからになるのでそれまでは大会を振り返ってみたり他の選手を応援してみたりして待ちましょう。目安として競技開始から3時間が経過するとトランジションエリアが開放されることが多いですね。
トライアスロン初心者あるある⑦:トランジションってなにするの?
トランジションとは競技感の切り替えのことで、ここで前の競技の機材を次の競技のものに交換する作業が発生します。初心者はかなり時間をかけてしまいますが、トライアスロン上級者はここで順位を下げることになるのは致命的なため、すこしでも短縮できるように様々な工夫をしています。

スイムからバイクのトランジションはなにするの?
大まかな流れは下記のとおりです。
- ウェットスーツ(上半身)を脱ぐ
スイムキャップ、ゴーグルを外す - ウェットスーツ(下半身)を脱ぐ
- タオルなどで足を軽く拭く
- シューズを履く
- ゼッケンベルトをつける
- ヘルメットをかぶる
- サングラスをかける
- バイクを持ってバイクスタートラインまで走る
- スタートラインを超えたらバイクに乗車する
上級者になると、シューズを履く時間を短縮するために予めビンディングシューズをバイクに装着しておき、バイクスタート後に漕ぎながら履くというながれになります。
バイクからランのトランジションはなにするの?
大まかな流れは下記のとおりです。
- バイクフィニッシュライン前でバイクから降りる
- バイクラックにバイクをかける
- ヘルメットを外す
- バイクシューズを脱ぐ
- タオルなどで軽く足を拭く
- ランシューズを履く
- (サンバイザ、キャップをかぶる)
- ゼッケンベルトをひっくり返し、ゼッケンを後ろから前に移動させる
- ランスタートラインまで走る
まとめ
以上、初心者あるある質問ネタを書かせていただきました。加えて質問があればコメント欄やtwitterなどでコメントいただければと思います。このページは思いついた限り更新していきますので、なにかあればまたお立ち寄りください。
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