
マラソンとか、ロードレースとかは好きだから結構見るんだけど、競泳はこれまであまり見てこなかったから、見てもよくわからないや。
「イアン・ソープ」とか、名前は聞いたことあるけど、どれだけすごかったの?
今回は、そんなあなたの素朴な疑問にお答えします。
本記事の内容
- 競泳界の有名選手紹介
- 有名選手のすごいところ
イアン・ソープ(オーストラリア)
プロフィール
本名:イアン・ジェイムズ・ソープ (通称:水の超人)
出身地:オーストラリア
生年月日:1982年10月13日
戦績:
世界水泳1998
・400メートル自由形1位
世界水泳2001
・200メートル自由形1位
・400メートル自由形1位
・800メートル自由形1位
世界水泳2003
・100メートル自由形3位
・200メートル自由形1位
・400メートル自由形1位
イアンソープのすごさ
100mと400mは競泳においては全く別の競技。陸上で言うところの100mと10000mくらいの違い。
そんな『自由形』のあらゆる距離での世界チャンピオンとして長年水泳界のスターとして活躍。
彼の活躍当時はまだ”高速水着”は出ておらず、高速水着なしでの世界記録として圧倒的なタイム。
リカバリー強化のためにボクシングをやっていたりして、全く無駄のないリカバリー。
正確かつパワフルなリカバリーからのキャッチの正確さは、歴代最高のフォームだと思います。
こぼれ話
彼の活躍当時、同種目で活躍したライバル『ピーター・ファンデン・ホーヘンバンド』は名前が長くて、発音するのが楽しくてよく一息で読んでみたものです。
マイケル・フェルプス(アメリカ)

本名:マイケル・フレッド・フェルプス (通称:水の怪物)
出身地:アメリカ
生年月日:1985年6月30日
自己ベスト:
種目 | 記録 | 樹立年 | 備考 |
---|---|---|---|
100m自由形 | 47秒51 | 2008年 | |
200m自由形 | 1分42秒96 | 2008年 | 世界歴代2位 |
400m自由形 | 3分46秒73 | 2003年 | |
100m背泳ぎ | 53秒01 | 2007年 | |
200m背泳ぎ | 1分54秒65 | 2007年 | |
100mバタフライ | 49秒82 | 2009年 | 世界歴代2位 |
200mバタフライ | 1分51秒51 | 2009年 | 世界歴代2位 |
200m個人メドレー | 1分54秒16 | 2011年 | 世界歴代2位 |
400m個人メドレー | 4分03秒84 | 2008年 | 世界記録 |
マイケル・フェルプスのすごさ
オリンピック1大会において8種目で金メダルを獲得(内7種目は世界新記録)する無敵さ。
100mから400mまで、得意種目のバタフライだけでなく、自由形や背泳ぎにおいても世界トップになれる、まさに水の怪物。(たしか当時の平泳ぎすらシーズン10位くらいだったような。。。)
特徴はなんといっても『バサロ(スタートorターン後のキック)』で、ほかの選手が浮上して、手をかき始めてもまだまだ伸びる!
浮上してからも勢いが止まることなく、ダイナミックなプッシュにより、ぐんぐんとほかの選手に差をつけていく。後半も失速することのないバケモノ級の体力で、ラストスパートはさらにライバルたちを突き放す。とにかく勝ち方が圧倒的!
こぼれ話
フェルプスは食事量も半端なく、一日の摂取カロリーは12,000kcalと成人男性の約8倍!
豪快な泳ぎを作り出すために必要な天性の大食漢は、少年だったぴるにダイレクトに響き、
いまでも『強い選手には食事量が必要!』の根拠となり、食事担当の嫁を苦しませている。
また、人類代表として『ホオジロザメと100m対決』に挑むも敗北し、サメの強さを痛感している。
グラント・ハケット(アメリカ)
プロフィール
本名:グラント・ジョージ・ハケット (通称:水の王者)
出身地:オーストラリア
生年月日:1980年5月9日
グラント・ハケットのすごいところ
長距離界のスーパースター。フォーム・ペース配分の正確さを併せ持ち、
2001年に1500m自由形において世界記録を樹立して以来、2011年まで約10年間切られることのない記録を打ち立てた。
それまで長距離では『ツービート』が主流であったが、ハケットは『シックスビート』と『フォービート』を組み合わせた、スピード重視のスタイルであった。
それにもかかわらず、1500mもの距離をペースを落とすことなく淡々と泳ぐ姿は圧巻でした。
当時、アメリカが水泳大国としていた中で、ハケット(オーストラリア)の記録だけは越えることができず、1500m優勝者のみ巨額の賞金をかけられていたほどだった。
こぼれ話
ハケットに憧れ、”I字スイム(キャッチープループッシュが一直線になる泳法)”を真似したせいか、肩甲骨周りを酷使した結果、授業中に首筋がピクピク常に動き続ける謎の筋肉痛に見舞われた。
ピクピクする度に肩を回し、肩を回す度に先生にいじられていたため、その度罪なきハケットを恨んでいました。
孫陽(中国)
プロフィール

本名:孫楊(通称:中国の太陽)
出身地:中国
生年月日:1991年12月1日
自己ベスト:
泳法 | 距離 | 水路 | 記録 | 樹立日 | 大会名 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
自由形 | 100m | 長水路 | 48秒94 | 2013年9月8日 | 2013中華人民共和国全国運動会 | |
自由形 | 200m | 長水路 | 1分44秒39 | 2017年7月25日 | 2017世界水泳選手権 | アジア記録 |
自由形 | 400m | 長水路 | 3分40秒14 | 2012年7月28日 | 2012ロンドンオリンピック | アジア記録・五輪記録 |
自由形 | 800m | 長水路 | 7分38秒57 | 2011年7月27日 | 2011世界水泳選手権 | |
自由形 | 1500m | 長水路 | 14分31秒02 | 2012年8月4日 | 2012ロンドンオリンピック | 世界記録 |
孫楊のすごいところ
水の王者グラント・ハケットを下し、長距離界のトップに君臨した若きスーパールーキー。
1500mの選手にありがちなムダの少ない泳ぎとは一風違う、体を縦に大きく揺らすパワフルな泳ぎ。
プルで水を掴み、勢いをつけたままリカバリーを繰り出すため、勢い余って上下に体が大きくしなる。
後半にしたがって、ピッチがあがっていき、ラストスパートでは他の選手の戦意を喪失させるほどのスピードを繰り出す、とんでもない体力の持ち主。
こぼれ話
いろいろな噂があり、水泳界では結構嫌われ者。
ドーピング疑惑があった表彰式では、2,3位の選手がボイコットしてしまうほど。
しかし、普段は真面目な正確らしく、タレントとしてテレビ番組に多く出演していた人気絶頂期でも、ホテルに帰る前にかならず毎日プールに通っていたという。
そんな孫楊の話を聞いて、とにかくどんなときでもプールにぷかぷか浮かんで、とにかく練習をサボらないようにしようとしていました。
プールにいるだけで、少しでも速くなれる気がしていた、浅はかな若かりし自分。
北島康介(日本)
プロフィール

本名:北島康介(通称:蛙王)
出身地:日本
生年月日:1982年9月22日
自己ベスト:
泳法 | 距離 | 水路 | 記録 | 樹立年 | 大会名 | 会場 |
---|---|---|---|---|---|---|
平泳ぎ | 50m | 長水路 | 27秒30 | 2010年 | JAPAN SWIM 2010 | 東京辰巳国際水泳場 |
平泳ぎ | 100m | 長水路 | 58秒90 | 2012年 | JAPAN SWIM 2012 | 東京辰巳国際水泳場 |
平泳ぎ | 200m | 長水路 | 2分07秒51 | 2008年 | ジャパンオープン | 東京辰巳国際水泳場 |
北島康介のすごいところ
日本人にはおなじみ、国民栄誉賞の”超きもちいいい!!!”で有名なスーパースター。
そんな北島のすごさはなんといっても”ストリームラインの綺麗さ”。
無駄のない伸びをみると、ストロークの度に壁を蹴っているんじゃないかと思ってしまうほど。
足首をしなやかに使ってあらゆる姿勢から、ひとかきひとけりで他の選手を大きく突き放す。
その威力が絶大すぎて、「ひとかきひとけりのときにドルフィンキックを売っている」とイチャモンをつけられるものの、逆に「ひとかきひとけりのときには1回だけドルフィンキックを許可する」という新ルールができてしまうほどのゲームメイカー。
こぼれ話
ぴるが小学生〜高校生までの間、北島は水泳界の圧倒的スター。
水泳をやる少年のだれもが”平泳ぎ”の選手を目指しており、対局にあったバタフライはかなり手薄になっていた。
おかげで、選手層の薄くなったバタフライではそれなりの成績を残すことができました。
そういう意味で、北島選手にはめちゃくちゃ感謝!笑
アーロン・ピアソル(アメリカ)
プロフィール

本名:アーロン・ウィルズ・ピアソル
出身地:アメリカ
生年月日:1983年7月23日
自己ベスト:
- 100m 背泳ぎ : 51秒94(2009年全米選手権、元世界記録)
- 200m 背泳ぎ : 1分51秒92(2009年世界選手権、世界記録)
アーロン・ピアソルのすごいところ
背泳ぎは、入水時には抵抗にならないように小指から入水、というのが常識だったが、ピアソルの動きはまったく逆。
アメリカ人らしくダイナミックな泳ぎで、極端に言うと、入水時には親指から入水しているように見えるほど。
キャッチの度に大きな水しぶきを出す、その豪快な泳ぎで前半から大きくライバルをリードする圧巻の泳ぎ。
ライアン・ロクテに敗れるまでしばらく「背泳ぎといえばピアソル」という長い時代があった。
こぼれ話
ピアソルの豪快な背泳ぎの水しぶきに憧れ、当時バタフライを専門としながらサブの種目として背泳ぎにも出場。
なぜかバタフライよりも成績がよく、県の強化指定選手に選ばれた際には、初めて1年めの背泳ぎの選手としての招集だった。
当時の記憶では、バタフライよりも練習が楽になったが、なんとなくサボっているような気がしてすぐにバタフライに戻った。今思えば、そのまま背泳ぎを極めていればよかったと思う。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
レジェンドにあこがれて、水泳を続けるぴるの気持ちをわかっていただけましたか?
みなさんも、こんな選手になりたい!という目標をもってみると、
日頃のつらいトレーニングもあと少し、頑張れるかもしれません。
さあ、モチベーションを上げたところで、フォーム改善とスピード練習、頑張りましょう。
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