
・トランジションってどうやるの?
・トランジションでタイムを縮めたいんだけど・・・
こんな疑問にお答えします!
自己紹介

この記事を書いている僕は、会社員をやりつつ、趣味でトライアスロンデビューして2年目でエイジ日本代表に選ばれました。
ブログでは、トライアスロン初心者の方が、日本代表になるまでに必要な情報をまとめています。
※トランジションのタイム短縮が目的の方は、「タイム短縮のコツ」まで飛ばしてください。
トランジションとは

基本
トランジションは競技と競技の間をつなぐものです。
スイムからバイクに変更するトランジションを「T1」
バイクからランに変更するトランジションを「T2」 などと呼ぶことがあります。
また、トランジションは「第4の競技」とも呼ばれており、そこでの順位変動によって大きくレースが動くことがあるくらい、トップ選手にとっては重要なパートです。
T1
T1でやることは、下記のとおりです。
- ウェットスーツを脱ぐ
- スイムキャップとゴーグルを外す
- ナンバーゼッケンをつける
- サングラスをつける
- ヘルメットをかぶる
- バイクをラックから外す
- バイクスタートラインまでバイクを押して走る
- バイクに乗る
- ビンディングシューズを履く
T2
T2でやることは、下記のとおりです。
- ビンディングシューズを脱ぐ
- バイクから降りる
- バイクを押して走る
- バイクをラックにかける
- ヘルメットを脱ぐ
- ランニングシューズを履く
- ナンバーゼッケンの向きを変える
※JTU主催の大会では、ランではナンバーゼッケンを前向きにするルールがあります。
トランジションのルール

トランジションエリア
JTU競技規則より抜粋
1 用具を交換する、競技コースの一部。エリア内は乗車禁止。ペダル片足走行も禁止。
2 ヘルメットのストラップは、ラックからバイクを外す前にしっかりと締める。フィニッシュ後は、バイクを掛けてからストラップを外す。
3 前輪の先端が、「乗車ラインを越えてから乗る」「降車ラインを越える前に降りる」。
エリア内バイク乗車禁止
トランジションエリア内では、バイクに乗ることができません。片足走行も禁止です。
バイクスタートラインを超えるまでは、ペダルに足を載せず、車体を押して走ります。
ヘルメット着用
エリア内でも、バイクをラックにかけるまではヘルメットを外してはいけません。
ヘルメットだけでなく、ストラップを外すことも禁止となるので、注意してください。
タイム短縮のコツ

【全般】道具の置き方を工夫する
- ゼッケンベルト→サングラス→ヘルメットの順に取れるようにしておく
- ビンディングシューズは履きやすいように開けておく
- 足拭き用のタオルはシューズの上にセットする
など、具体的な動きを想定して、効率よく動けるようなセッティングにしておきます。
ワセリンを塗る
ウェットスーツ着脱には、体力を使います。
ウエットスーツは体にフィットするようになっているので、皮膚と生地の摩擦が大きく、脱ぐときには滑りが悪くてなかなか脱げません。
そこで、ウェットスーツ着用前に体にワセリンを塗っておくのがポイントです。
ワセリンを塗る箇所は、主に関節です。手首や足首、首まわりなど、しっかり塗っておきましょう。
ワセリンは、スイムだけでなく、バイク時には股擦れを防ぐために内股に塗っておいたり、ランシューズの内側に塗って擦れ防止に使えるなど、まさにトライアスリートにとっても「万能薬」なので、レース会場には忘れずに持っていくといいですよ。
もし忘れてしまった場合は、コンビニで売っている「ベビーワセリン」を買えばいいんですが、けっこう割高なので、予め買っておくことをおすすめします。笑
なお、ワセリンを塗るときには、手につかないよう、ビニール手袋を使いましょう。
手についていると、レース前に触るものすべてがベタベタになるので気をつけてください
必要な量だけ使いやすい、ポンプタイムのものがおすすめです。
【T1】ビンディングシューズをセットしておく
ビンディングシューズを履く&ペダルへ装着するには時間がかかります。
慣れないうちは、安全のために、トランジションエリア内でやればいいんですが、上位争いをする選手にとっては1秒でも削りたい時間です。
バイクセットの時点で、シューズをペダルに装着しておき、バイクスタート直後にペダルを回しながらシューズを装着します。
片方のシューズはフロントディレイラーのあたりに、もう片方のシューズはリアのクイックリリースのあたりに、それぞれ輪ゴムを使って引っ掛けておきます。
また、細い輪ゴムだと走っている最中に切れてしまうので、やや強めのものがおすすめです。
参考までに、僕は使用している、セメダイン製ゴムバンドのリンクを貼っておきます。
【T2】ソックスは履かない ※ODまでの距離に限る
シューズを履く前にソックスを履こうとすると、体力や時間を無駄につかってしまいます。
そのため、ソックスを履かずにランシューズを履くことで、最終的なタイム短縮に繋がります。
ランニングフォームや足の形、シューズとの相性によっては、擦れてしまう場合もあるので、シューズの足の甲や足首周りに、ワセリンを塗っておくのも有効です。
ただし、初心者など慣れていない人や、MDやLDなどの長距離のレースでは、足へのダメージが大きいほうが、リスクが大きく、最後まで走れなくなってしまう恐れもあります。
その場合は、履きやすさ、通気性、クッション性などを考慮したソックスがおすすめです。
下記のソックスは、速乾性、通気性に優れており、なおかつコスパも非常にいいので、トライアスリートにはおすすめです。
まとめ
今回は、トランジションをテーマにさせていただきました。
基本的なトレーニングももちろん重要ですが、トランジションの練習も、目標達成のためには重要になります。
レース中に不安にならないよう、事前にしっかり準備しておきましょう。
その他にも、タイム短縮につながるトレーニングや機材選びについても記事を投稿させていただいているので、よかったら合わせてご確認ください。
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